ウーマンキャンサーネットワーク患者サロン報告(2024年11月9日実施)
11月のウーマンキャンサーネットワークサロンには、新参加の方2名を含めて12名の方が集まりました。参加された方は、現在抗がん剤治療中の方や治療直後の方、治療入院の間で駆けつけてくださった方など、がんの種類も状況も様々ですが、皆さん積極的に話してくださって、とても充実したサロンになりました。
今回のサロンでは、厳しいがん治療を通して「変わっていった自分の考え」、「積極的に行動しようと変わっていった様子」について話してくださいました。

【新しい自分へチャレンジ】
「抗がん剤治療中だけどスポーツに挑戦。初めて市民大会に出場しました。」
手術でがんを取ることができず悲しみの中にいらっしゃった方が、院内サロンやウーマンキャンサーネットワークのサロンに積極的に参加する中で、前向きな気持ちになり何かにトライしようという心が芽生えてきたそうです。
最近、初めてスポーツにチャレンジし市民大会にも出られたことを報告してくださいました。
【がんの経験を無駄にしたくない…がん患者のために活動を!】
二つのがんを経験したある方は、これまでもサロンの中で素敵な言葉を話してくださっていましたが、最近大切なご家族を相次いで亡くされ、悲しみの中にいらっしゃいました。
しかし、最近、「『私のこの二つのがん体験を無駄にしたくない。悩み苦しんでいるがん患者のために役立ちたい。』という思いを持つようになり、先月から様々ながんサロンに積極的に参加するようになりました。」と話してくださいました。
辛く厳しいがん体験やご家族との別れを、がん患者のために活動することを選択し乗り越えようとするお姿に、素晴らしいレジリエンス(=回復力、しなやかさ、という意味を持ちます)だと思いました。
【主治医と相談しながら進めるがん治療】
消化器がんのために抗がん剤治療や放射線治療を続けていらっしゃる方は、食事が喉を通過するのが大変なため、今、自分から治療薬を提案したり主治医と相談しながら積極的に抗がん剤治療を行っていらっしゃいます。
その成果として、スープしか飲めなかったのが、今は細かく刻んだ食事が喉を通過できるようになったと報告してくださいました。お仕事も雇用主と勤務時間について相談しながら治療と両立させているそうです。
「がんと共存する時代」主治医任せにせずに相談しながら進めるがん治療、上司と相談しながら仕事と両立する。素敵な生き方ですね。

【初参加の者の感想】
- 女性ならではの会なので、とても話しやすかったです。
- 「また来たい」と思えるような会でした。
- 初めて女性だけのサロンに参加して、「女性だけのサロンでは、こんなに意見が積極的に出るのだ」と思い、男女混合の院内サロンとの違いを感じました。とても良いサロンでした。
次回の患者サロン開催は、2025年1月11日(土)14時~
皆様のご参加をお待ちしています。
電話:090 -4207-3704 メールアドレス:wcn.gunma.@gmail.com